一文字堂 刀剣

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無名(傳、肥前国伊勢大掾吉廣)                   00100007
鑑定書 日本刀剣保存会                  300000円(税別)
長さ 72.5cm  反り 1.7cm  穴 1 
鎬造  互の目乱れ刃  刀身重量773g
時代 寛文(1661~) 国 肥前(佐賀県)  
元幅30.9mm 先幅20.2mm  元重7.2mm 先重5.0mm
白鞘入り

肥前国伊勢大掾藤原吉廣(初代)
吉廣は肥前国忠吉の弟子である。忠吉後期の弟子で有るので制作年代は近江大掾忠廣と重なる。代作などもかなりあったろう。
初代の忠吉後期から二代の忠広のころの肥前刀の黄金期を支えた刀匠の一人である。

鎬造、庵棟、板目肌、腰開きの互の目乱れて物打ち辺りで焼低く直刃調になる。切っ先は中切っ先、直に掃きかけ。
時代寛文、伊勢大掾に任官したのが寛文年間であるので丁度そのころの作刀のものである。
元の焼幅に対して物打ちを低く焼くのは天正ころから見かけるが、武用を強く意識したもので、折れず、曲がらず、良く斬れるのために意図的に焼いたものである。
焼きが高いほうが(刃紋の広いほうが)曲がらない、焼きが高いと折れやすいので、焼きを高くし全体に強度を出しつつも一番物に当たる物打ちを焼きを低くして折れないようにと考慮したものと考えられる。

刃縁匂口ふんわりと小沸出来で焼きの頭に強めな沸付く。大小の金筋走り、変化に富み見所多し。

砥、サビ無く、肌・刃中の変化共に良く見える。

傷、肌系の傷はほぼ無し。一番大きいと思えるものを2点画像10枚目に掲載。となりに楊枝をおいてみたので大きさの参考に。
  刃こぼれ系の傷はありません。
刃切れはありません。(見落としで刃切れのあった場合、返品のご相談をさせてください)