一文字堂 ICHIMONJI-DOU

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火事兜
090041   49500円(税込)

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サイズ(おおよそ・ツバ含む)前後32.5cm 左右33.0cm 高さ 17.0cm 806g

大石内蔵助が吉良邸への討ち入りの際に被っていたと言われる被り物が火事兜です。
もちろん本品は大石内蔵助由来のものではありません。

江戸時代、火事と喧嘩は江戸の花というぐらい火事が多かったわけですが、
火事が起これば当然消さなければなりません。
消化は江戸初期には大名の担当でした。戦の延長・軍事訓練などの考えがあったのでしょう。
後に旗本も消化担当に追加されます。武士全般で消化にあたるようになります。
(そして元禄赤穂事件が起き)
江戸時代中期・八代将軍の頃には町火消、町人の有志も追加されます。
江戸時代後期文化文政の頃がメインの時代劇には火消し=町人のイメージが
強いですが、武士、それどころか結構な御家老・御殿様も火消しに出動していました。
で、火事兜ですが、当然町人火消しじゃ被れません。
武士でも指揮を執るそれ相応の立場の人のものでしょう。

火事兜はいわゆる甲冑の兜と違い軽く作られており、錆漆で紙・革を固めて金具で装飾するかんじである。

本品は時代の疲れがややあるも、受張り(内側の布で貼られているもの)もしっかりしていて
そこそこの状態。もともとが丁寧に作られており、吹返しの転法輪の細工も見事。
置物のほか、行列で被るのもできるかと。
江戸幕府の終焉からもう150年以上経過してそろそろ漆を使った工芸品はなかなか残らなくなってきております。
この機会にぜひお求めください。
※マネキンは撮影小道具です。付属しません。

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