一文字堂 刀剣

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0100005

銘 石州出羽住貞綱
長さ51.4㎝  反り1.4㎝  穴2   250000円(税別)
鎬造 大互の目乱刃 刀身重量435g 抜刀重量649g
元幅28.0mm 先幅21.2mm 元重6.1mm 先重4.2mm
拵え付き

石見国(島根県)の邑智郡出羽(おおちぐんいづは←音はいづわ)、出雲と並び当時の製鉄の本場で後世出羽鋼として流通するようになる。
正宗十哲に数えられることもある直綱の子が貞綱初代と名鑑にある。
直綱系と貞綱系はそれぞれ南朝、北朝の年期を切ってあり、南北朝の世相が天皇家・公家・武家から刀鍛冶の世界まで影響しているのがわかる。
本刀は裏銘はなく鑑定書によれば応永の頃となっているので南北朝の合一がなされたあとのものであるが、さすが正宗十哲に名が挙がるのも解る気がする、見事な相州伝風の作風である。

鎬造、庵棟、板目の詰んだ大互の目乱れ。匂口ふんわりと、沸厚く荒沸付く。砂流し流、金筋、稲妻走る。と、まさに相州伝風の一品である。
砥状態も良く、多少のヒケはあるものの、地刃共に良く冴え、これ以上手を入れるところは無い。
傷は無いといってもいいくらいで画像9の樋の中の肌が一番目立つものである。

拵え付き。
金具は全部獅子・牡丹で統一。具体的には縁頭、目貫、鍔が獅子。ハバキ、栗型、鐺が牡丹。
柄巻は鉄納戸色の正絹、摘み巻き。目貫が出来るだけ巻の下にならないよう、一部変り巻きにした手の込んだものである。
鞘は笛巻きで青貝を散らしたもの。小柄櫃有。
と、元の所持者のこだわりで時間も金もかかったものである。

総評として、刀の本体も良し、拵えも良し、鑑定も付いている、と文句の付け様がない。
是非、お買い上げください。